厚生労働省は2日、初の国産の新型コロナウイルス感染症ワクチンである第一三共の「ダイチロナ筋注」(開発番号「DS-5670」)を承認したと発表した。9月から予定されている追加接種にはXBB.1系統を含有する1価のワクチンを用いる方針が示されていることから、同社は今回承認されたワクチンは供給せず、XBB.1系統1価ワクチンの開発を急ぎ、早ければ年内の供給に向け取り組む。
また、厚労省はこの日、2社のワクチンの一変承認を行った。一つは、ファイザーの「コミナティRTU筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.1)」「コミナティRTU筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.4-5)」「コミナティ筋注5~11歳用(2価:起源株/オミクロン株BA.4-5)」の初回免疫追加。
もう一つは、モデルナ・ジャパンの「スパイクバックス筋注」の接種対象年齢を現在の12歳以上から6歳以上に引き下げた。