医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【厚労省】遠隔服薬指導活用促す-コロナ拡大の医療体制

【厚労省】遠隔服薬指導活用促す-コロナ拡大の医療体制

読了時間:約 1分7秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2023年07月21日 AM10:49

厚生労働省は、今夏の新型コロナウイルス感染拡大に備えた保健・医療提供体制の整備に関する事務連絡を都道府県に発出した。外来のひっ迫を回避するため、無症状者の自主的な抗原定性検査キットの利用、・服薬指導の活用等周知を求めた。

一部地域でコロナの感染拡大が見られ、全国の新規患者数も緩やかな増加が続いている。こうした現状を踏まえ厚労省は、今夏に全国的に感染拡大した場合、医療提供体制のひっを招く恐れがあるとして、実効性のある早急な体制整備が必要と判断。今回、事務連絡を発出した。

薬局・薬剤師関連では、自主的な検査キットの利用について言及。外来のひっを回避するため、無症状で念のため検査を希望する患者には、市販の抗原定性検査キットや民間の検査センターの利用を推奨した。

感染拡大時はオンライン診療・オンライン服薬指導の活用も有効であるとし、過去の体制を参考にしながら、地域関係者と相談して活用を進めるよう呼びかけた。8月以降に情報通信機器を用いた診療を行い、点数を算定する場合には、今月31日までに施設基準の届出を行い、「オンライン診療の適切な実施に関する指針」「オンライン服薬指導の実施要領」に沿った診療・指導を行う必要があるとした。

宿泊や自宅での療養体制について、療養者に対応する病院・診療所の状況確認に加え、薬局や訪問看護ステーション等との連携体制も改めて確認し、構築することとした。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【PMDA】コロナ薬投与で注意喚起-妊娠可能性ある女性に
  • 【薬価部会】不採算品再算定、対象絞り込みを-25年度中間年改定
  • 【厚労省調査】敷地内薬局、専門連携の1割-処方箋集中率は93.1%
  • 【臨試協調査】外資が日本を第I相拠点に-国内実施のメリット認識か
  • 【NPhA】半数以上が後発品を選択-長期品選定療養に一定効果