医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【日薬】金額ベース「なじまない」-山本会長、後発品の新目標値に言及

【日薬】金額ベース「なじまない」-山本会長、後発品の新目標値に言及

読了時間:約 49秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2023年07月10日 AM10:30

日本薬剤師会の山本信夫会長は5日の定例会見で、2024年度からの第4期医療費適正化計画の基本方針において後発品の新目標値として金額ベースなどの観点で見直すことについて、「金額ベースは新目標値としてなじまないのではないか」との考えを示した。

山本氏は「金額ベースと数量ベースでは目標に乖離がある。長期収載品から後発品に置き換えた場合に、ある瞬間は財政効果が出てくると思うが、その後の薬価改定で薬価が下がっていく。長期収載品の薬価が維持されたと仮定して、金額がどの程度下がったかを比較しないといけない」と述べた。

その上で、「(後発品調剤体制加算など)後発品使用促進には診療報酬上のインセンティブが付いていることを踏まえ、保険医療全体で考えると金額ベースはなじまない。現場感覚として、長期収載品から後発品にどの程度置き換わったかを見る方がバロメーターとして理解しやすいのではないか」との考えを述べた。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【PMDA】コロナ薬投与で注意喚起-妊娠可能性ある女性に
  • 【薬価部会】不採算品再算定、対象絞り込みを-25年度中間年改定
  • 【厚労省調査】敷地内薬局、専門連携の1割-処方箋集中率は93.1%
  • 【臨試協調査】外資が日本を第I相拠点に-国内実施のメリット認識か
  • 【NPhA】半数以上が後発品を選択-長期品選定療養に一定効果