厚生労働省は9日の事務連絡で、薬剤師確保計画ガイドラインに規定する偏在指標を算定し、都道府県、2次医療圏における薬剤師少数区域・薬剤師多数区域を公表した。2次医療圏における薬剤師の偏在指標で1.0以上となる薬局の薬剤師多数区域は全国335区域中87区域と4分の1程度にとどまり、病院では薬剤師少数区域が約6割を占めるなど、薬剤師不足の深刻な状況が明らかになった。
都道府県別の病院・薬局薬剤師偏在指標では、目標偏在指標1.0より高い「薬剤師多数都道府県」が薬局で18都府県あった。上位は東京都が1.42、神奈川県が1.25、広島県が1.19となった。