日本ジェネリック製薬協会(GE薬協)の高田浩樹会長(高田製薬社長)は29日、都内で記者会見し、同日上場廃止となった日医工が経営再建策で不採算品の撤退を掲げていることに、業界内で安定供給への影響が懸念されていることに対し、「不採算品かどうかは別として、供給停止あるいはそれが想定される多くの品目について、しっかり代替供給できる品目なのか、万一できないならどれくらいの品目数があるのか、協会として日医工に情報開示を早くするよう要望していかなければならない。今後注意を払っていきたい」と述べた。
高田氏は、信頼回復の取り組みについて「これまでの取り組みを強化し、会員各社が中長期的視点で本質的にやらなければならないことを徹底的に実施して、情報公開を進める」と来年度の方針を説明した。加盟企業以外にも取り組みを呼びかけていく。