定点当たり報告数、25都道府県で前週より減少
国立感染症研究所は2月27日、2023年第7週:2月13日~2月19日(2月22日現在)のインフルエンザ流行レベルマップと、それに対するコメントを、同研究所のウェブサイトに掲載した。
画像は感染研のウェブサイトより
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2023年第7週の定点当たり報告数は12.56(患者報告数6万2,101)となり、前週の定点当たり報告数12.91(患者報告数6万3,786)よりも減少した。都道府県別では福井県(48.95)、石川県(46.44)、岩手県(33.98)、富山県(27.98)、京都府(23.79)、大阪府(22.09)、福岡県(19.84)、佐賀県(19.67)、沖縄県(18.55)、宮崎県(18.09)の順となった。22都道府県では前週の報告数よりも増加し、25都道府県では前週の報告数よりも減少した。
定点医療機関からの報告をもとに、この1週間に、定点医療機関以外の医療機関を含む全国の医療機関を受診した患者数を推計すると、約36.2万人(95%信頼区間:32.4~39.9万人)となり、前週の推計値(約36.2万人)と同程度であった。年齢別では、0~4歳が約6.0万人、5~9歳が約12.8万人、10~14歳が約6.8万人、15~19歳が約1.8万人、20代が約1.5万人、30代が約3.0万人、40代が約2.4万人、50代が約0.8万人、60代が約0.6万人、70歳以上が約0.5万人となっている。また、2022年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約227.8万人となった。
全国の保健所管轄区域で、警報レベルを超えている区域は66か所で、注意報レベルを超えている区域は184か所であった。
基幹定点から報告された、インフルエンザによる入院患者数は253例であり、前週(220例)から増加した。38都道府県から入院患者の報告があり、年齢別では1歳未満(17例)、1~4歳(56例)、5~9歳(75例)、10代(22例)、20代(4例)、30代(7例)、40代(3例)、50代(7例)、60代(10例)、70代(27例)、80歳以上(25例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2023年第3週~2023年第7週)ではAH3亜型が192件(96.0%)、AH1pdm09が7件(3.5%)、B型が1件(0.5%)の順であった。
▼関連リンク
・国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ