警報レベル超えは沖縄・福井・大阪など2府11県50か所
国立感染症研究所は2月10日、2023年第5週:1月30日~2月5日(2月8日現在)のインフルエンザ流行レベルマップと、それに対するコメントを、同研究所のウェブサイトに掲載した。
画像は感染研のウェブサイトより
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2023年第5週の定点当たり報告数は12.66(患者報告数62,583)となり、前週の定点当たり報告数10.36(患者報告数51,219)よりも増加した。都道府県別では沖縄県(47.18)、福井県(35.46)、大阪府(29.91)、京都府(27.02)、福岡県(24.30)、石川県(22.92)、宮崎県(22.33)、奈良県(19.42)、佐賀県(18.92)、兵庫県(16.96)の順となっている。41都道府県で前週の報告数よりも増加がみられた。6都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約35.9万人(95%信頼区間:32.8~38.9万人)となり、前週の推計値(約30.1万人)よりも増加した。年齢別では、0~4歳が約5.6万人、5~9歳が約12.4万人、10~14歳が約7.4万人、15~19歳が約2.2万人、20代が約1.6万人、30代が約2.8万人、40代が約2.2万人、50代が約0.8万人、60代が約0.5万人、70歳以上が約0.4万人となっている。また、2022年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約155.4万人となった。
全国の保健所地域で、警報レベルを超えている保健所地域は50か所で、注意報レベルを超えている保健所地域は190か所であった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は190例であり、前週(175例)から増加した。37都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(9例)、1~4歳(47例)、5~9歳(48例)、10代(20例)、20代(4例)、30代(2例)、40代(3例)、50代(5例)、60代(13例)、70代(10例)、80歳以上(29例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2023年第1週~2023年第5週)では、AH3亜型が205件(96%)、AH1pdm09が7件(3%)、B型が2件(1%)の順であった。
▼関連リンク
・国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ