薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会は27日、ラインファーマの経口人工妊娠中絶薬「メフィーゴパック」(一般名:ミフェプリストン・ミソプロストール)の製造販売承認を審議し、承認しても差し支えないと判断した。ただ、製造販売後には厳格な管理が必要として、2月1日から1カ月間、管理方法についてパブリックコメントを募った上で、早ければ3月開催予定の薬事分科会で改めて承認可否も含め審議する。
同剤は妊娠継続に必要な黄体ホルモンの働きを抑えて妊娠の維持を阻害する抗プロゲステロン作用を持つミフェプリストン、子宮収縮作用を持つミソプロストールのパック製品。人工妊娠中絶数は2020年に14万件程度。手術が必要で中絶薬が承認されれば新たな選択肢となる。