注意報レベル超えは7府県9か所
国立感染症研究所は1月10日、2022年第52週:2022年12月26日~2023年1月1日(1月5日現在)のインフルエンザ流行レベルマップと、それに対するコメントを、同研究所のウェブサイトに掲載した。
画像は感染研のウェブサイトより
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2022年第52週の定点当たり報告数は2.05(患者報告数9,768)となり、前週の定点当たり報告数1.24(患者報告数6,103)よりも増加した。都道府県別では沖縄県(9.89)、富山県(5.96)、福岡県(4.19)、大阪府(3.73)、神奈川県(3.70)、宮崎県(3.29)、東京都(2.94)、北海道(2.76)、千葉県(2.57)、山梨県(2.27)の順となっている。43都道府県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられた。4都道府県で前週の定点当たり報告数よりも減少がみられた。
定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約7.0万人(95%信頼区間:6.0~8.1万人)となり、前週の推計値(約4.4万人)よりも増加した。年齢別では、0~4歳が約0.7万人、5~9歳が約1.1万人、10~14歳が約0.8万人、15~19歳が約1.1万人、20代が約1.6万人、30代が約0.7万人、40代が約0.5万人、50代が約0.3万人、60代が約0.2万人、70歳以上が約0.1万人となっている。また、2022年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約16.8万人となった。
全国の保健所地域で、警報レベルを超えている保健所地域は1か所で、注意報レベルを超えている保健所地域は9か所であった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は61例であり、前週(35例)から増加した。19都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(7例)、1~4歳(11例)、5~9歳(9例)、10代(4例)、20代(7例)、30代(1例)、40代(2例)、50代(2例)、60代(3例)、70代(3例)、80歳以上(12例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2022年第48週~2022年第52週)では、AH3亜型が19件あった。
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・国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ