注意報レベル超えは5道府県6か所
国立感染症研究所は1月5日、2022年第51週:12月19日~12月25日(12月28日現在)のインフルエンザ流行レベルマップと、それに対するコメントを、同研究所のウェブサイトに掲載した。
画像は感染研のウェブサイトより
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2022年第51週の定点当たり報告数は1.24(患者報告数6,103)となり、前週の定点当たり報告数0.53(患者報告数2,592)よりも増加した。都道府県別では富山県(4.21)、沖縄県(2.91)、神奈川県(2.79)、岩手県(2.56)、東京都(2.30)、青森県(2.27)、大阪府(2.21)、福岡県(1.83)、北海道(1.73)、宮城県(1.57)の順となっている。41都道府県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられ、2都道府県で前週の定点当たり報告数よりも減少がみられた。
定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約4.4万人(95%信頼区間:3.7~5.0万人)となり、前週の推計値(約1.9万人)よりも増加した。年齢別では、0~4歳が約0.5万人、5~9歳が約0.9万人、10~14歳が約0.5万人、15~19歳が約0.6万人、20代が約0.9万人、30代が約0.4万人、40代が約0.3万人、50代が約0.1万人、60代が約0.1万人、70歳以上が約0.1万人となっている。また、2022年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約9.8万人となった。
全国の保健所地域で、警報レベルを超えている保健所地域は1か所で、注意報レベルを超えている保健所地域は5か所であった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は35例であり、前週(13例)から増加した。16都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(1例)、1~4歳(7例)、5~9歳(4例)、10代(2例)、20代(6例)、30代(1例)、50代(1例)、60代(3例)、70代(2例)、80歳以上(8例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況は、直近の5週間(2022年第47週~2022年第51週)では、AH3亜型が21件あった。
▼関連リンク
・国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ