薬事・食品衛生審議会プログラム医療機器調査会は19日、サスメドの「不眠障害用治療用プログラム」の承認を了承した。医療機器のクラス分類はIIで、行動変容を促す治療用アプリは国内で3品目目となる。治療用よりは治療補助の意味合いが強いため、販売名と使用目的・効果については再検討する。厚生労働省は2023年1月中をメドに正式承認する見通しで、今後、関連学会との協力によって適正使用指針が作成される予定だ。
同製品は、不眠障害の治療を目的に認知行動療法を行う。寝付きの悪い入眠障害、眠りが浅く途中で何度も目覚める中途覚醒、早朝に目覚める早朝覚醒などを含む不眠障害に対し、アプリを用いて認知行動療法を取り入れることで、患者の行動変容を促して寝付きや睡眠の質を改善する。