医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【内閣府】調剤外部委託に特区制度案-日薬などは反対姿勢示す

【内閣府】調剤外部委託に特区制度案-日薬などは反対姿勢示す

読了時間:約 1分47秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2022年12月02日 AM11:00

内閣府は11月28日、調剤業務の一部外部委託について、医薬品医療機器等法改正前に特区制度を活用して実証事業を実施する案を、規制改革推進会議医療・介護・感染症対策ワーキンググループに示した。実証事業で一包化や取り揃え、患者宅への配送に関して、委託元と委託先での安全性・効率性の影響を検証し、その結果を踏まえ制度設計を行うことを提案した。日本薬剤師会や一部委員からは、特区制度を活用して早期に調剤の一部外部委託を実施する案に反対姿勢が示された。

薬局の対人業務充実を目指し、厚生労働省の「薬局薬剤師の業務および薬局機能に関するWG」の取りまとめで調剤業務の一部外部委託を行う方向性が示されているが、この日の作業部会では、委託先・委託元の物理的な距離制限を行うこと、対象を一包化と取り揃えに限定することの合理性に関して議論した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【東海大グループ】日常診療に漢方処方87%‐医師半数「証」考慮せず
  • 【文科省審議会】加計学園は定員割れ改善を-千葉科学大薬の現状指摘
  • 【NPhA調査】「在宅24回以上」が壁に-地域支援加算の施設基準
  • 【厚労省】ドラッグロスの78品目公表-開発困難事情など連絡を
  • 【厚労省】条件付承認「積極検討を」-通知一部改正で活用促す