都内の薬局で8月時点での後発品納入状況を聞いたところ、「欠品で発注できない」「納品が滞り、調剤業務に影響が出る場合がある」との回答が約9割に上ったことが、東京都薬剤師会が実施したアンケート調査で分かった。昨年実施した調査結果から薬局の後発品調達状況に改善の兆しは見られておらず、厳しい状況が続いていることがうかがえる結果となった。向精神薬や漢方薬が納入できていないほか、後発品の供給不安が長く続いていることで患者の不安感も強まっている現状も浮き彫りになった。
都薬が後発品の流通・多応状況に関するアンケート調査を実施するのは昨年6月、昨年8月に続き3回目。会員薬局の管理薬剤師と薬局開設者にウェブで質問し、633の有効回答を得た。