厚生労働省医政局医薬産業振興・医療情報企画課は26日付の事務連絡で、安定確保医薬品カテゴリーB・Cの製造状況とサプライチェーンに関する調査を実施する方針を示した。今年度内をメドに終える見通しだが、「製造販売業者の機微な情報に当たる」として、調査結果の公表予定はないとした。
安定確保が特に必要な医薬品506成分で構成される安定確保医薬品は、最優先で取り組みを行うカテゴリーA(21成分)のほか、優先して取り組みを行うカテゴリーB(29成分)、その他の安定確保医薬品であるカテゴリーC(456成分)に区分されている。
今回、カテゴリーAのサプライチェーン等に関する調査について終了のメドが立ったことから、事務連絡では、カテゴリーB・Cも同様に調査を実施することを製造販売業者に周知した。
調査対象となる成分を選定することを目的に、製造販売業者に10月7日までカテゴリーB・Cの成分に関する製造工程などの事前調査を依頼することとした。