調査は、NPhA会員薬局の管理薬剤師を対象に7月27日から8月24日まで行われたもの。主な調査結果を見ると、グループ全体の処方箋受付回数は1月当たり「40万回超」が84.9%で、7割未満だった21年8月時点と比べて伸びていた。次いで「4万回超~40万回以下」が10.1%、「3万5000回超4万回以下」が1.6%、「3万5000回以下」が3.4%だった。
処方箋集中度は「70%以下」が38.2%と最も多く、「70%超85%以下」が18.5%、「85%超95%以下」が24.9%となった。2021年8月時点と比べると70%以下の割合が減少し、その他各項目は増加した。
調剤基本料の内訳は、「調剤基本料1」が約6割を占めていた21年8月時点と比べて変化が見られた。具体的には、新設された「3-ハ」が最も多く45.3%、次いで「3-ロ」(36.0%)、「1」(9.9%)、「3-イ」(5.0%)、「特別調剤基本料」(3.0%)、「2」(0.8%)が続いた。
リフィル処方箋の応需枚数(4~6月)は、「応需なし」が72.0%で最多。「1枚」が11.8%、「2枚」が6.3%、「3枚」が3.0%、「4枚」が1.3%、「5枚」が1.5%、「6~9枚」が1.5%で、「10枚以上」は2.7%だった。
リフィル処方箋の応需体制は「対応マニュアルがある」71.4%と最多で、次いで「手順の統一化が図られている」(43.5%)、「社内で事例共有が行われている」(34.4%)と続き、「特に対応していない」は15.9%だった。
オンライン服薬指導の実績については、「実績なし」が83.7%で8割を超えた。対応体制としては、「オンライン服薬指導システムを導入している」(74.1%)、「対応マニュアルがある」(74.2%)が共に7割を超えた一方で、「対応体制を取っていない」も11.0%となった。