厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会は2日、新型コロナウイルスの従来株とオミクロン株BA1系統に対応したワクチン(2価ワクチン)の接種について、今月半ば以降に4回目接種対象者から優先的に使用する案を了承した。現行ワクチンから2価に切り替えるもので、初回接種を終えた全ての12歳以上の人への接種は、引き続き10月半ば以降をメドに始める。厚生労働省は2価ワクチンを承認し次第、速やかに自治体に配送する方針。
感染拡大第7波の主流となっているオミクロン株に対応したワクチンの導入をめぐっては、8月の分科会で初回接種を終了した全ての人を対象に、同株のBA1系統に対応したものを10月半ば以降に接種開始する方針を決定した。