文部科学省は8月31日、2023年度からの私立大学の定員変更予定を公表した。薬学部薬学科に関しては、明治薬科大学が22年度の入学定員から60人増加する一方、青森大学では20人の減少となる。文科省は、青森大に対して定員未充足の是正に努めるよう求めた。
大学の定員変更には、文科省に学則変更認可を申請して認可を得る必要があり、今回文科省が23年度からの学則変更予定を公表した。
青森大薬学部薬学科の22年度の入学定員は70人だったが、23年度は50人で20人の減少となる。19年度にも定員を90人から20人削減しているため、今回が2回目の削減となり、私立大薬学部で最小定員数となる。文科省は、同大の学則変更予定の公表に当たり、附帯事項として「薬学部薬学科の定員未充足の是正に努めること」を遵守するよう求めた。
一方、明治薬大薬学部薬学科では、22年度の入学定員300人から23年度は360人に増員する。