厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症の対応を踏まえたワクチン接種・検体採取の担い手を確保するための対応のあり方等に関する検討会」の初会合が23日に開かれ、日本薬剤師会など医療関係団体からヒアリングを行った。日薬は、医師等による対応が厳しい場合など、「極めて限定的な場合に訓練を受けた薬剤師が担い手となれる余地がある」と説明。一方、構成員からは、接種の担い手が実際に不足しているのか検証を求める声が相次いだ。
薬剤師によるコロナワクチンの接種をめぐっては、2021年5月末の厚労省検討会で、予診のサポートや接種後の経過観察など、現行法上実施可能な業務で貢献することが全体の接種効率化につながるとして、当面の接種見送りを決定した。