厚生労働省は5日、薬局で処方箋医薬品以外の医療用医薬品を販売する零売について、不適切事例を整理して示した。不適切な販売が散見される現状を踏まえ、「処方箋がなくても買える」などの表現を用いて消費者に購入を促すことがないよう該当事例に対して指導を徹底するよう自治体に求めた。
零売をめぐっては、厚労省が既に取り扱いに関する留意事項を示しているが、新型コロナウイルスワクチン接種後の発熱等に対する医療用解熱鎮痛剤の零売を店頭でPRするなど、趣旨を逸脱した不適切な販売方法が散見されるとして、改めて不適切事例を周知した。