文部科学省の薬学部教育の質保証専門小委員会は22日、「6年制課程における薬学部教育の質保証に関する取りまとめ」案を概ね了承した。学部・学科の新設等に対する抑制方針の例外として、地域枠を一定期間にわたり例外措置として設けるほか、定員未充足の私立大学に対する私学助成の減額率引き上げや不交付の厳格化などを明記。2025年度に開設予定の学部・学科から適用開始し、8月中旬以降に開催予定の薬学系人材養成のあり方に関する検討会に報告される。
この日の小委員会で文科省は取りまとめ案を示した。親会議の検討会で報告書として取りまとめられた場合、関係告示を改正して今年度中をメドに制度化する。その上で、23年度以降に申請、25年度に開設する学部・学科から適用を開始することにした。