日本製薬工業協会医薬品評価委員会は7日、メディカルサイエンスリエゾン(MSL)が社内関連部門、社会医科学専門家から信頼されるパートナーになるため、MSLの目指すべき方向性を示した。2019年に製薬協がまとめた「MSLの活動に関する基本的な考え方」に基づき、MSLの任命要件や研修制度、手順書、業務評価指標などがどうあるべきか具体的に示した。
MSLの任命要件について、基本的考え方では「医療分野での資格や教育機関における医学・薬学などの自然科学分野での学位を取得していることが望ましい」とされているが、19年度調査ではMSLの資格要件を設定していない会社が半数を超えていた。