日本薬剤師会は26日、都内で開いた定時総会で役員改選を行い、3月の総会で会長候補に選出した山本信夫会長を選任し、山本体制5期目となる新執行部が発足した。山本氏の任期5期10年は史上5番目に長い在任期間となる見通しで、理事29人の平均年齢は2年前の57.2歳から56.6歳となった。理事選任後にあいさつした山本氏は、「2024年にトリプル改定、25年に地域包括ケア、24年から26年にかけては医薬品医療機器等法改正、医療法改正があり、これまで以上に厳しい2年間になる。国民にとって良い薬剤師像ができるような薬剤師会にしていきたい」と抱負を述べた。
■組織若返りをアピール
山本氏は総会後の記者会見で、「最後の集大成としてやらなければならないのは、次の後継者をしっかりと育てること。そして、政策提言をどのように実現させていくかだ」との所信を表明。