厚生労働省は10日、米ファイザーの「コミナティ筋注」などmRNAを含有する新型コロナウイルスワクチン3品目の添付文書改訂案を厚生科学審議会と薬事・食品衛生審議会の合同会議に示し、了承された。2品目で接種後にギランバレー症候群(GBS)疑い事例が確認されたため、「重要な基本的注意」の項目で注意喚起する。
改訂対象はファイザーのコミナティ筋注、「同5~11歳用」、武田薬品の「スパイクバックス筋注」の計3品目。重要な基本的注意の項に、接種後にGBSの疑い事例報告があること、疑われる症状が見られた場合は直ちに医師に相談するよう予め説明することを注意喚起として追記する。