厚生労働省は8日、ヴィーブヘルスケアの「ボカブリア錠30mg」(一般名:カボテグラビルナトリウム)などHIV-1感染症治療薬3成分5品目を薬価基準に緊急収載する。内用薬の同剤は処方日数制限ルールを適用しない。1日の中央社会保険医療協議会総会で了承された。
「ボカブリア錠30mg」の薬価は、同社の「テビケイ錠50mg」を比較薬として類似薬効比較方式Iで算定した結果、30mg1錠が3541.60円となった。予測市場規模は、ピーク時の1年目に2400人、販売額は2億5000万円。
また、「ボカブリア水懸筋注400mg、同水懸筋注600mg」の薬価も同様に類似薬効比較方式Iで算定した結果、400mg2mL1瓶が17万6458円、600mg3mL1瓶が25万3850円となった。予測市場規模は、ピーク時の10年目に4600人、販売額は68億円。
ヤンセンファーマの「リカムビス水懸筋注600mg、同水懸筋注900mg」(リルピビリン)の薬価は、同社の「エジュラント錠25mg」を比較薬に類似薬効比較方式Iで算定し、外国平均価格調整を行った結果、600mg2mL1瓶が9万0582円、900mg3mL1瓶が13万0310円となった。予測市場規模は、ピーク時の10年目に4600人、販売額は35億円。