日本薬剤師会の山本信夫会長は25日に都内で開催された都道府県会長協議会であいさつし、政府が進める薬局・薬剤師に関する規制改革に言及。「5月末から6月初めにかけて計画が出てくる。今進められている規制改革については、ただ壊すだけで何もない状態を作ってしまうことしかあり得ない。改革と言われている破壊に対しては抵抗していきたい」と語った。
4月の調剤報酬改定については、「調剤料の概念が変わり、リフィルという新たな仕組みの導入が決まってみたり、薬剤師に対する期待が大きい」とし、「現場で患者のためにどんな仕事ができるか、地域住民のためにどんな医薬品提供体制が組めるかという論点で、仕事をこれから進めていきたい」と語った。
また、日本薬剤師連盟の岩本研幹事長は、7月に行われる参議院選挙で自民党公認の組織内候補として比例区から出馬予定の神谷政幸氏の状況について、「3年前の本田選挙から後援会名簿の集まり具合が3割ぐらい少ない。得票に直すと3~4万人減らすのではないか。当落のギリギリのところにいる」との認識を示した。
「神谷政幸という名前を覚えてもらうのに大変苦労している。現職は名前を覚えてもらっているので新人には不利」と苦戦を認めた上で、「投開票まで1カ月を切ったが、まだ1カ月ある。少しでも支援者の輪を広げていただきたい」と支持を呼びかけた。