厚生労働省は20日の厚生科学審議会科学技術部会に、2023年度研究事業実施方針案を示した。薬局薬剤師の資質向上に向けては、「医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス政策研究事業」の新規研究課題の一つとして、「地域住民に対する薬局薬剤師の介入効果に資する研究」を実施する方向性を示し、概ね了承された。
薬局薬剤師の業務をめぐっては、調剤だけでなく地域住民の予防・健康づくりなどに必要な情報提供・相談対応と健康サポート機能に関する取り組みが求められるようになっている。こうした状況を踏まえ、厚労省は、2023年度に地域住民に対する薬局薬剤師の介入効果に資する研究を実施する考えを示した。