厚生労働省は19日、武田薬品が承認申請した新型コロナウイルスワクチン「ヌバキソビッド筋注」(一般名:組み換えコロナウイルスワクチン)の製造販売を承認した。国内治験のデータなどをもとに有効性と安全性が確認できたと判断。国内4番目のコロナワクチンとして、特例承認ではなく通常承認の枠組みを適用した。厚生科学審議会で予防接種法上の臨時接種に位置づけるかを決めた上で、5月下旬から医療機関に配分する予定だ。
18日の薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会で了承された。ヌバキソビッドは、米ノババックスが開発した組み換え蛋白ワクチンで、免疫活性化を促すアジュバントが添加され、ウイルス蛋白とアジュバントを投与することで、免疫応答を引き起こす仕組み。