厚生労働省の「保健医療分野AI(人工知能)開発加速コンソーシアム」が8日に開かれ、バイオ医薬品開発にAI活用を求める声が上がった。日本がバイオ医薬品開発で諸外国に遅れている現状を踏まえたもの。低分子創薬に対応したAI創薬プラットフォームを開発中の日本医療研究開発機構(AMED)も「注力すべき課題」との認識を示した。
AI活用による創薬にかかる費用、期間の削減に向けた国の施策として、AMEDと産業界の連携による次世代創薬AI開発等を実施している。2020年度から5年間で創薬研究に関するデータを集約して産学で利用可能な化合物設計AIの開発を目標とし、昨年11月までに100万超の化合物データを取得した。