日本薬剤師会は、オンライン診療に伴う緊急避妊薬の調剤に関する事例調査の結果を公表し、研修修了者が在籍する薬局823軒のうち約28%(231軒)が緊急避妊薬を在庫していないことを明らかにした。修了者の異動、薬剤の期限後に在庫をしていないなどを理由としており、薬局の対応状況に変更があった場合は速やかに名簿修正することなどを会員に周知している。
調査結果は、「医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議」で公表したもの。日薬のオンライン診療に伴う緊急避妊薬の調剤に関する研修を修了した薬剤師が在籍する薬局1395軒を対象に、2021年12月から1カ月かけて実施。823軒から回答を得たもの。