日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会は7日、後発品メーカーによるGMP違反の再発防止を目指し、「安全、安心なジェネリック医薬品の継続的な供給を実現するための提言」を公表した。社外取締役の設置や第三者審査に基づく社内ガバナンス体制の強化、GMP体制の再構築に加え、後発品の薬価制度や流通のあり方を見直すなど、後発品の継続的な安定供給を実現するための環境整備を求めた。
同学会は2021年3月、小林化工や日医工などの後発品メーカーがGMP違反で行政処分を受けたことを背景に、緒方宏泰理事(明治薬科大学名誉教授)を座長に「GMP違反再発防止プロジェクト」を発足。約1年間にわたる検討を行い、提言をまとめた。