規制改革推進会議医療・介護・感染症対策ワーキンググループは24日、オンライン服薬指導と調剤に特化した対面機能を持たない薬局の設置を求める提案が日本経済団体連合会から規制改革ホットラインに寄せられたことを報告した。これに対し、厚生労働省は、医薬品医療機器等法を根拠に、薬剤師が責任を持って調剤や服薬指導を行うためにも薬局での服薬指導が必須との考えを示しており、対面機能を持たない薬局の設置は「対応不可」と回答した。
経団連は、新型コロナウイルス感染拡大下で時限的・特例的措置として認められている初診からのオンライン服薬指導の恒久化を前提に、厚労省の「薬局等構造設備規則第1条第1項」を改正するよう求めた。