文部科学省は、21日から始まる薬学生の2022年度実務実習について、新型コロナウイルスワクチンの接種を実習受け入れの必須要件としない現行方針を継続する考えだ。2021年度の実習では、未接種者の受け入れを拒否する病院や薬局が報告されたものの、2021年5月に発出した事務連絡を行政側の統一方針として適用し、引き続き事例を収集する。
文科省と厚生労働省は、2021年5月に発出した連名の事務連絡で、新型コロナウイルス感染拡大下でも学生の修学に不利益が生じないよう医療関係職種を養成する大学や実習の受け入れ施設に弾力的な対応を求めている。