厚生労働省の「感染症危機対応医薬品等(MCM)の利用可能性確保に関する検討会」の初会合が7日に開かれ、MCMを確保すべき感染症の指定などについて議論を開始した。新型コロナウイルス感染拡大の経験を踏まえて今後流行の可能性がある感染症に備えるもので、年度内に対象感染症に関する考え方とリストをまとめ、公表する見通し。
国のワクチン開発・生産体制強化戦略では、ワクチン等の確保・研究開発が必要な感染症を特定する必要があるほか、今後のパンデミックに備えるべき重点感染症を決定した上で、ワクチンや治療薬等の企業開発を支援することなどを明記している。