厚生労働省は24日、MSDの新型コロナウイルス感染症治療薬「ラゲブリオカプセル200mg」(一般名:モルヌピラビル)を特例承認した。投与対象は、18歳以上の重症化リスクのある軽症から中等症Iの患者。新型コロナウイルス感染症治療薬としては6番目の治療薬で、経口薬の承認は国内初となる。既にMSDとは160万回分の供給を受けることで合意しており、そのうち20万回分は政府に納入済み。厚労省に発注を行った医療機関や薬局には早ければ、12月27日にも配送を行う。
同日に開いた薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会で審議の結果、ラゲブリオを承認しても差し支えないとの結論を得た。MSDは3日に承認申請していた。