規制改革推進会議の医療・介護ワーキンググループが6日に開かれ、委員からは厚生労働省が公表した初回からのオンライン服薬指導を可能とする医薬品医療機器等法の一部を改正する省令案に反発する意見が相次いだ。患者が初回からオンライン服薬指導を受けたい場合、薬局に処方箋をFAXして利用することは認めず、処方箋原本のみの取り扱いとしたことに、「オンライン診療・服薬指導の空洞化につながる」と反対意見が続出した。
初回からのオンライン服薬指導をめぐっては、2020年4月から新型コロナウイルスの感染拡大に伴う時限的・特例的措置として実施が可能となっている。ただ、薬機法では初回からの実施が認められておらず、11月30日に厚労省が改正省令案を公表し、意見募集を開始していた。