医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 宮崎大学、NTTデータ、ファイザー、治療効果判定に有用情報-癌患者の電カルから抽出

宮崎大学、NTTデータ、ファイザー、治療効果判定に有用情報-癌患者の電カルから抽出

読了時間:約 1分35秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2021年12月01日 AM10:30

癌患者の電子カルテに保存されている非構造化データの自然言語処理によって臨床アウトカム評価に関連する情報の抽出を試みたところ、薬物治療効果の判定に関連する有用なキーワードを特定できたことが、、ファイザーの共同研究で明らかになった。遺伝子検査のうち77%の検査結果も電子カルテデータから抽出できた。

近年、日常診療で得られる医療や健康情報などのリアルワールドデータ(RWD)が注目されている。特にこれまで活用されてきたレセプトデータから得られにくい薬剤の治療効果や安全性など、臨床アウトカムの取得可能性があるデータとして電子カルテの利活用が期待されているが、臨床アウトカムに関連する多くのデータは入力形式が定められていない非構造化データであるため、データを構造化しなければ解析が難しいという課題があった。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【東海大グループ】日常診療に漢方処方87%‐医師半数「証」考慮せず
  • 【文科省審議会】加計学園は定員割れ改善を-千葉科学大薬の現状指摘
  • 【NPhA調査】「在宅24回以上」が壁に-地域支援加算の施設基準
  • 【厚労省】ドラッグロスの78品目公表-開発困難事情など連絡を
  • 【厚労省】条件付承認「積極検討を」-通知一部改正で活用促す