医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【中医協総会】調剤料見直しの声相次ぐ-一部は対人業務として整理

【中医協総会】調剤料見直しの声相次ぐ-一部は対人業務として整理

読了時間:約 1分57秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2021年11月29日 AM10:15

中央社会保険医療協議会は26日の総会で、調剤料をめぐって議論した。診療側の有澤賢二委員(日本薬剤師会常務理事)は、薬剤師業務が対物中心から対人中心へと構造的転換が図られる中、対物業務とされている調剤料に対人業務的な要素も含まれているとし、単純な調剤料の加算引き下げに慎重な対応を求めたが、他の委員からは調剤料に含まれる業務について、薬剤師による薬学的判断を伴う対人業務と対物業務を整理した上で加算料を含め、適切に評価すべきとの意見が相次いだ。

2020年の調剤医療費で技術料約1兆9000億円のうち、調剤料は約8100億円を占めた一方、対人業務に相当する薬学管理料は約3700億円と2割程度にとどまる。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外
  • 【日病薬中四国ブロック会議】動き出す薬剤師出向計画‐アウトカム意識が重要に
  • 【財政審】中間年改定は全品目実施を-スイッチOTC推進促す