MR総数は、13年度の6万5752人をピークに、14年度が1095人減、15年度が522人減、16年度が950人減、17年度が752人減、18年度が2533人減、19年度が2742人減となっており、20年度は過去最大の3572人減と前年度に比べてさらに落ち込みが大きくなり、7年連続の減少となった。
認定取得者は3603人減の5万2455人で、MR認定証取得率は97.9%とわずかに減少した。管理職(マネジャー)数も469人減の8248人と前年の増加から減少に転じた。
MR雇用規模別のMR数は「99人以下」が40人減、「100~299人」が96人増、「300~499人」が60人減、「500~999人」が1599人減と前年から大きく減らしており、「1000人以上」の大企業も1969人減と356人減少した。引き続き大手製薬企業で減少が大きかったが、特に中堅企業でのMR数の落ち込みが目立った。
企業別に見ると、内資系企業が1962人減の3万1501人と減少幅が最も大きく、次いで外資系企業が1610人減の1万8101人、卸が6人減の61人、CSOは6人増の3923人となった。
薬剤師のMRは、279人増の5276人と増加に転じた。MR総数に占める薬剤師MRの比率は1.1ポイント増の9.8%となった。
MRの新卒採用を行った企業は前年から2社減の83社。そのうち、内資系企業が69社、外資系企業が13社となり、新卒採用を行った企業数比率41.7%と前年度から0.8%減少した。中途採用した企業は113社で前年度から8.2%の減少に転じた。
一方、MRの継続教育について、集合研修の開催頻度は全体で「毎月1回以上」が127社(63.8%)と最も多く、倫理教育の実施については同行(上司、先輩等)が157社(78.9%)と最も多く、次いでケーススタディ(事例発表、ダイアローグ等)が121社(60.8%)となった。