医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【都薬調査】外用薬の「使用感」重視-患者希望で後発品変更不可

【都薬調査】外用薬の「使用感」重視-患者希望で後発品変更不可

読了時間:約 2分13秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2021年11月10日 AM10:45

患者や医療機関からの要望で変更がしづらい医薬品について約7割の薬局が外用薬の「」と回答していたことが東京都薬剤師会が実施したアンケート調査で明らかになった。医薬品を変更できない理由について内服薬は「患者の希望」と「後発品の入手困難」が上位で拮抗していたが、外用薬は「患者の希望」が約6割を占めた。後発品調剤体制加算を1段階昇格するための重要な品目として外用薬を挙げる薬局が多く、使用感を大事にする患者に後発品を納得して使ってもらえるための施策が今後の課題といえそうだ。

調査は9月に938人の管理薬剤師と薬局開設者を対象に実施した。自局で特に変更しづらい頻度の高い医薬品名(内服薬)を聞いたところ、「エディロール」が最上位となった。2位は抗不安薬「デパス」、3位が睡眠導入薬「マイスリー」、4位が慢性心不全治療薬「メインテート」、5位が抗アレルギー薬「アレロック」と続いた。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【福岡厚労相が会見】ラグ・ロスの解消に意欲-官民一体で取り組む課題
  • 【安定確保策会議】承認書と相違44%で確認-後発品自主点検結果を公表
  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外