厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会は17日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種(追加接種)の実施を決めた。2回目接種後も免疫が減弱することなどを踏まえた対応。2回目接種の完了から8カ月以上間隔を置くが、接種を担う自治体の負担、世界保健機関(WHO)が年内の追加接種を控えることを求めている現状を考慮するよう意見が相次いだため、接種間隔は引き続き議論する。
国内の予防接種で使用されるワクチンは2回接種を原則としているが、一定期間経過すると有効性が減弱すること、流行中のデルタ株に対する予防効果が見られない人が報告されていることが課題となっている。