■厚労省がルール見直し案
厚生労働省は、10日の規制改革推進会議医療・介護ワーキンググループで、医薬品医療機器等法に基づき、薬剤師の判断で初回からオンライン服薬指導の実施が可能とするルール見直し案を示した。音声のみによる実施は不可とし、音声と映像による対応を原則とする一方、オンライン診療・訪問診療を行った際に交付した処方箋に限定せず、対面診療の処方箋でもオンライン服薬指導が可能となるようルールを緩和する。秋頃にルール見直し案についてのパブリックコメントを実施し、関連する施行規則の公布や通知の改正を行う。
現行の薬機法でオンライン服薬指導を実施する場合、初回は対面による指導に限定されている。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、昨年4月から初回から実施が可能とする時限的措置(0410事務連絡)が運用されているが、政府は特例措置を恒久化する方針を打ち出している。