日本薬剤師会は、新型コロナウイルス感染症の自宅療養・宿泊療養患者が急増する中、現時点における薬局での対応について基本的な考え方をまとめ、9日付で都道府県薬会長向けに、地域の実情に応じた医薬品提供体制を構築するよう求める通知を発出した。休日・夜間、時間外、緊急時に対応する医療機関や薬局をリスト化し、処方から調剤、患者への供給までの手順を、医師会や医薬品卸など関係者間で連携して取り決めを行うことを要請している。
新型コロナウイルス感染症をめぐっては、自宅療養・宿泊療養患者が急増し、自宅などで療養する患者を診察する医師と、休日や夜間、緊急時の調剤に対応可能な薬局とのマッチングが課題と指摘されている。また、デキサメタゾン製剤の需要急増で安定供給の必要性も生じている。