厚生労働省は8月29日、米モデルナ製新型コロナウイルスワクチンの一部ロットに異物が混入していた問題で、沖縄県の接種会場で確認された黒色の異物はバイアルのゴム栓の可能性があるとして、「ワクチンの品質に問題はない」との見解を公表した。同製品は既に使用を見合わせた3ロットとは異なるロットとなっている。同会場で確認されたピンク色の異物については、シリンジメーカー等が分析する。
沖縄県では、広域ワクチン接種センターでモデルナ製品を使用しているが、一部バイアルやシリンジについて、使用前の目視確認で黒色やピンク色の異物が発見されたため、28日に同会場での接種を中止した。現時点では、健康上の被害は報告されていない。