厚生労働省は24日、8年ぶりに改訂する「医薬品産業ビジョン2021」について業界団体やアカデミアとの官民対話を開催した。業界団体からは厚労省が示したビジョン案を支持する意見が多く上がった。革新的新薬の創出などビジョン実現に向けては、薬価制度の透明性・予見性確保が前提になるとして、特許期間中に薬価が維持される仕組みの構築が必要と提言。業界団体と行政が継続的に対話できる場を設置するよう求めた。
ビジョン案では、▽革新的創薬▽後発品▽医薬品流通▽経済安全保障――の4分野で方向性が示された。この日の官民対話では、ビジョンの最終化に向けて業界団体やアカデミアから意見を聞いた。