厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会は7月30日、英アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンについて、40歳以上を対象に予防接種法上の臨時接種に使用することを了承した。海外の接種状況や国内の血栓症への対応状況等を踏まえたもの。国内の予防接種で使用可能な新型コロナウイルスワクチンは計3品目となる。
5月に特例承認されたAZ製ワクチンをめぐっては、血小板減少を伴う血栓症(TTS)が海外で報告されており、海外での使用状況や血栓症治療の周知などの対応が必要として、予防接種には使用されていなかった。