日本薬剤師会の山本信夫会長は、6日の都道府県会長協議会で「薬剤師の養成および資質向上等に関する検討会」での取りまとめについて、「薬剤師が明確に数が多いと示された。何年か先には薬剤師が余ってくるという警告のような取りまとめだった」との印象を語った。
その上で、「各地域で薬剤師が余る状況は問題であり、薬剤師の仕事がなくなるというのは残念であるので、どの程度の薬剤師を供給すればいいのか、何ができるのかをしっかりと厚生労働省などと議論していきたい」と述べた。
一方、薬剤師によるワクチン接種については1日に、予防接種研修プログラムの検討状況に関する通知を都道府県薬剤師会会長向けに発出した。
山本氏は、「ワクチンがうまく供給されていないので、個別接種や集団接種、職域接種に関わらず、薬剤師としてできることをまずサポートして打ち手を増やしていく」と述べた。