関西の企業、アカデミア、行政が連携し、ヘルスケア領域などで中長期的な社会課題の解決に取り組む任意団体「バイオコミュニティ関西」が15日に発足する。内閣府が関東と関西に設置予定のグローバルバイオコミュニティのうち、関西の活動を担う団体として立ち上げるもので、2022年3月末までに内閣府から正式な認定を得る見込み。様々な領域で具体的なテーマを設けて連携するが、製薬企業が関係する領域では、まず心のヘルスケアを定量的に測定する基準作りに取り組む計画だ。
内閣府は、2020年度に策定された「バイオ戦略2020」に沿って30年に世界最先端のバイオエコノミー社会を実現するという目標を達成するために、様々な施策を実施。その一環として、企業やアカデミア等が連携して研究開発から事業化までを一貫して推進するバイオコミュニティの形成に取り組んでいる。