医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【日薬】薬剤師職能に期待と評価-山本会長、骨太方針の決定で声明

【日薬】薬剤師職能に期待と評価-山本会長、骨太方針の決定で声明

読了時間:約 1分7秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2021年06月23日 AM11:15

日本薬剤師会は18日、「経済財政運営と改革の基本方針2021」の閣議決定を受け、山本信夫会長名で声明を発表した。

声明では、医師と薬剤師の適切な連携による一定期間内に処方箋を反復利用できる方策について、「日薬が提言する再使用可能処方箋の導入と基本的に軌を一にするもの」とし、かかりつけ薬剤師・薬局の普及、多剤・重複投薬防止の取り組みと合わせ、「薬剤師の職能が認知・期待されたもの」と評価した。

後発品の使用促進については、「数量シェア80%が目前に迫る中、後発品メーカーによる不祥事が発覚し、後発品の信頼が大きく損なわれると共に、医薬品供給体制の脆弱さも露呈した」と指摘。

後発品の普及策を実効性あるものにするためには、「製薬企業において品質・有効性・安全性が確保された後発品が不足なく供給されるよう、品質確保・安定供給に最優先で取り組むべき」とした。

薬価制度については、革新的新薬におけるイノベーションの評価など優れた医薬品の開発が活発になる制度となることを期待すると共に、国民が安心して医療を受けられるよう、必要な医薬品が保険制度の中で使用できる環境が必要と強調した。

緊急避妊薬へのアクセスについては、「薬局から適切に供給できるようオンライン診療に基づく緊急避妊薬の調剤に関する研修を全国で進めている」とし、「必要とされる人への供給に支障がないよう体制整備に取り組んでいく」と宣言した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【政府答弁書】4年制回帰「考えてない」-薬学6年制への疑義に回答
  • 【立憲、国民両党】中間年改定廃止法案提出-診療報酬改定を法で規定
  • 【厚労省】電子処方箋設定を一斉点検-紐付けの誤り7件報告で
  • 【PMDA】コロナ薬投与で注意喚起-妊娠可能性ある女性に
  • 【薬価部会】不採算品再算定、対象絞り込みを-25年度中間年改定