政府は18日、「経済財政運営と改革の基本方針2021」(
骨太方針)を臨時閣議で決定した。多剤・重複投薬の取り組みを進める上で、原案にはなかった「
かかりつけ薬剤師・薬局の普及を進める」と盛り込んだ。薬価制度の透明性や予見性の確保、バイオシミラーの適正化効果を踏まえた目標設定を検討することも記載した。
骨太方針では、社会保障改革として薬価制度のあり方に言及。革新的医薬品のイノベーションを評価する観点とそれ以外の長期収載品目について、透明性と予見性の確保に留意しつつ、評価の適正化を行う観点から薬価算定基準の見直しを図るべきとした。