■報酬評価など追い風に
日本臨床救急医学会は、「救急専門薬剤師(仮称)」制度の創設に向けて具体的な要件などの検討をスタートさせた。2010年に救急認定薬剤師制度を立ち上げ、これまでに計238人の認定者を輩出。診療報酬上の評価を獲得したことも追い風に救急領域で薬剤師の業務は広がっており、次のステップとして指導的立場の人材育成に踏み出すことになった。できるだけ早期に要件などをまとめ、運用を始める計画だ。
同学会では、3月に開いた理事会で専門薬剤師制度の新設を決定した。これを受け、現在は救急認定薬剤師認定委員会が具体的な要件や関連団体との連携のあり方について検討を進めている。